蟻マシーン

蟻マシーン

■蟻マシーン1号
(改良中のため販売停止)


アリは高湿度の土中で生活している為乾燥に弱く、今までは土や砂を使った物での飼育が主流となっていましたが、観察がしづらく汚れやすい等の問題がありました。
この「蟻マシーン1号」は試験管を巣としているため、土や砂を一切使わず非常に観察がしやすくなっています。
なぜ土を使わないで飼育できるのかと言うと、試験管内の1/4は水で満たされていて、巣内の湿度を土中と同じ70~80%ほどに調節されているからなのです。
この試験管に水を入れる方法は、古くからアリ飼育で使われていて、海外では一般的な方法になっています。
これを利用してチューブでつなげる事で、立体的な1号を製作しました。
この1号は、コロニーが増えてきたら試験管を増やして行く事も出来ます。
一番上にあるケースが餌場(地上)になります。
ここへエサを入れると、試験管からあがってきた働きアリが、巣の中へエサを運んでいきます。



蟻マシーン2号ミニ


アリは高湿度の土中で生活している為乾燥に弱く、今までは土や砂を使った物での飼育が主流となっていましたが、観察がしづらく汚れやすい等の問題がありました。
この蟻マシーン2号ミニは、石膏を巣としているため、土や砂を一切使わず非常に観察がしやすくなっています。
粘土で巣の型を作り、石膏で固めているため、一つ一つ手作りで製作しています。
石膏は空気や手で触ることでカビが生えてしまうため、カビを極力防ぐ為、すべての面をアクリルとガラスで囲んでいます。
また、前面は観察がしやすく傷がつかないように、ガラスを使用しています。
部屋数は全部で9部屋あり、働きアリの数が増えてくると、幼虫部屋、サナギ部屋、ゴミ捨て場、女王部屋など、部屋を使い分ける、アリ本来の姿を観察する事ができます。
アリは、本体からチューブを通りエサ場に行くことができ、集めたエサを巣の中の仲間のために運びます。
2号ミニで飼育するのに適したアリは、ムネアカオオアリなどの大型種から、オオズアリなどの小型種までと幅広い種類のアリを飼育する事ができます。
本体サイズは、高さ140mm、横幅100mmです。



クロオオアリやムネアカオオアリなどの大型種も、2号ミニで飼育ができます。
前面がガラスなので、産卵、子育て、部屋の使い分けなど、本来見ることのできないアリの自然な行動を観察する事ができます。


2号ミニで飼育できるアリの数は、クロヤマアリなどの中型種で100匹くらい、ムネアカオオアリの大型種で50匹くらいを目安にして下さい。
数が増えてきたら、2号ミニをチューブコネクターを使い、連結させる事ができます。
餌場にエサを食べに来る働きアリ。
エサは巣の中に運び、女王や幼虫たちに分け与えられます。
エサを見つけた1匹の働きアリは、そ嚢にエサを貯めて仲間がいる部屋へ行きます。
この餌場から仲間の部屋に向かう途中には、道しるべフェロモンがつけられます。
仲間に出会った働きアリは、そ嚢に貯めたエサを、少しだけ吐き戻して分け与え、エサの存在を知らせます。

エサの存在を知った、他の仲間たちは、道しるべフェロモンを辿りなら、エサ場へ向かうのです。
しばらくすると、餌場には多くの働きアリが集まってきます。
本体からは、チューブを通ってエサ場へ行く事ができます。

蟻マシーン2号ミニ 連結用


作りは2号ミニと同じですが、左右2箇所に穴の開いた、連結用2号ミニです。
働きアリの数が増えてきて、2号ミニだけでは狭くなってきたら、8mmチューブを使って、いくつでも連結する事ができます。
2号ミニは小型ですが、これでどんなアリでもたくさん飼育することができます。


大型種などの場合は、50匹を超えたら連結させることをお勧めいたします。
ムネアカオオアリやクロオオアリの場合は、状態良く飼育すると、結婚飛行を終えた翌年には、働きアリの数が100匹以上になります。

■蟻マシーン2号ミニ 上部穴あきタイプ


蟻マシーン2号ミニは、本体の中心部に穴が開いていますが、これは上部に穴があけてあります。
アリは地中(本体)から、チューブを使い地上(餌場)に出る事ができ、より自然に近い状態になっています。
餌場も特大サイズなので、働きアリが増えても安心です。


特大餌場は、蟻マシーン2号ミニでも使用することができます。
※チューブが垂直になるため、脚に滑り止めがなく、平らな面を登ることのできないハリアリ類にはご使用できません。



■蟻マシーン2号ミニ 2台連結 特大餌場付き


 蟻マシーン2号ミニは、本体の中心部に穴が開いていますが、これは上部に穴があけてあります。
そして2台の蟻マシンは、本体中心部で連結されています。
2台を連結させることで、多くのアリを飼育できる他に、万が一どちらかが乾燥しすぎてしまっても、アリが移動することができます。
アリは地中(本体)から、チューブを使い地上(餌場)に出る事ができ、より自然に近い状態になっています。
餌場も特大サイズなので、働きアリが増えても安心です。



■蟻マシーン3号

特大蟻マシーンで、基本的な作りは2号ミニと同じです。
裏に空いた2か所の穴から、直径10mmのチューブを使って、2階の餌場へと行くことができます。
巣のサイズは、高さ240mm×横320mm×奥行き55mmと、とても大きな巣となっていて、使用する石膏は、蟻マシン2号ミニの12倍です!!
巣の大きさだけではなく、通路もかなり太くして、餌場に続くチューブも10mmと太くしてあるため、ケアリなどの小型種の大コロニーから、ブルドックアリやパラポネラまでの超大型種までが飼育可能となりました!
飼育の目安は、ケアリなどの小型種であれば1000~3000匹、クロヤマアリなどの中型種で500~1500匹、クロオオアリなどの大型種で200~1000匹ほどが飼育可能です。
通常の飼育以外にも、昆虫園や、昆虫イベントなどでの展示などにもお勧めです。
水分補給は2号ミニ同様、裏に空いた穴から給水します。


裏面のチューブを通り、地上に出ることができます。
クロヤマアリなどの中型種で、1000匹以上を飼育することが可能です。
餌場へと続くチューブコネクターを、T字コネクターに帰ることで、他の飼育ケースと連結させることができます。

蟻マシーンは1台1台、手作りで制作しています。
アリたちがより快適に暮らせるような、新たな蟻マシーンの開発を行っています。

穴開け加工、その他の構造や加工など、お気軽にお問い合わせください。