蟻という生き物

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産卵

女王の産卵した卵は、産卵直後には女王になるか、働きアリになるか決まっていないのです。
これは子育てをする働きアリや女王アリの与えるエサの量によって決定するのです!!
しかし、体の大きな女王を育て上げるには大量のエサが必要なうえ、新女王は巣から飛び立ってしまい、コロニーの役にはたたないため、コロニーに余裕がなければ育てる事はできないのです。
コロニーの数が少ない時は、とにかく働きアリの数を増やす必要があるため、働きアリたちは幼虫に与えるエサの量を制限します。
クロオオアリなどに例えると、2年ほどたちコロニー数が100匹以上になると、働きアリよりも体の大きな兵隊アリが現れます。
100匹を超えると、コロニーは安定し、働きアリが集めてくるエサの量が増えるため、体の大きな兵隊を作り出すことができるのです。
さらに3~4年経ち、コロニーが数百~千匹を超えたころに、初めて女王が育てられるのです。
この新たに育てられた女王には、羽が生えていて、繁殖期になると巣から飛び立ち、別の巣の雄と交尾をして、新たなコロニーを作り出すのです。
このように、巣の中で産卵するのは主に女王ですが、実は雌である働きアリにも卵巣が残っていて、産卵する事ができるのです。
しかし普段は、女王がだすフェロモンによって産卵を抑えられていますが、女王が死んでしまったりしていなくなると、働きアリが産卵をするのです!
稀に女王がいても産卵をする働きアリがいますが、この場合は働きアリが食べたり、幼虫のエサにされてしまいます。
実はアリの場合、受精卵が雌になり、無精卵が雄になるのです。
そのため、雄と交尾をしていない働きアリが産んだ卵は、雄となるのです。
女王がいなくなったコロニーは、それ以上働きアリが生まれる事はなくなるので、最後の手段は働きアリが、産卵をしてオスアリを育てるのです。
このオスアリが、巣から飛び立って、他の女王と交尾ができれば、その巣の遺伝子を残す事ができるのです。


交尾を終えて、1匹で子育てを始めたクロオオアリの女王アリ。
鋭いアゴで、小さな卵を優しく器用に扱います。
産卵中のオキナワアギトアリの女王です。
産卵した卵は、自ら取り出す場合と、働きアリが取り出すことがあります。

初めて産んだ卵を大切に守るツムギアリの女王。
最初の働きアリが羽化するまでの間、女王は何も食べずに子育てをするのです。
交尾を終えて、一匹で子育てをするムネアカオオアリの女王。
働きアリが羽化するまでの1ヶ月半は、餌も食べずに子育てします。
単独でいるため、外敵に襲われることも多く、もっとも危険な時期でもあります。

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