蟻という生き物
■エサ集め

アリは地中の巣の中で暮らしていて、働きアリたちが外で集めてきたエサによって、生活する事ができます。
小さなアリにとって、巣の外は他のアリとの縄張り争いや、多くの外敵がいるためとても危険な場所です。
この危険なエサ集めは、年上の働きアリの役目になっていて、若いときは巣の中で幼虫の世話などをしているのです。
エサを見つけた働きアリは、くわえて巣へ持ち帰りますが、一匹では運べない大きなエサを見つけたときは、巣に帰り仲間にエサの存在を知らせて、たくさんの働きアリと協力して巣へ運びます。
また、アリはそ嚢という、胃袋以外の貯蔵袋を持っていて、アブラムシからもらった甘露や樹液などの液体は、このそ嚢に貯めて巣へ帰り、吐き戻しによって仲間と分け合います。
小さなアリにとって、巣の外は他のアリとの縄張り争いや、多くの外敵がいるためとても危険な場所です。
この危険なエサ集めは、年上の働きアリの役目になっていて、若いときは巣の中で幼虫の世話などをしているのです。
エサを見つけた働きアリは、くわえて巣へ持ち帰りますが、一匹では運べない大きなエサを見つけたときは、巣に帰り仲間にエサの存在を知らせて、たくさんの働きアリと協力して巣へ運びます。
また、アリはそ嚢という、胃袋以外の貯蔵袋を持っていて、アブラムシからもらった甘露や樹液などの液体は、このそ嚢に貯めて巣へ帰り、吐き戻しによって仲間と分け合います。

エサをくわえて、巣にいる仲間たちの元へ帰ります。
働きアリが危険なエサ集めをしてくれるおかげで、コロニーは成長できるのです。

そ嚢に貯めたエサは、吐き戻す事ができるため、巣に帰り他の仲間や幼虫に吐き戻しで分け与える事ができます。


自分で見つけたエサを、仲間に分け与えるなど、他の昆虫では見ることのできない行為です。

さらに大きくて重たいエサになると、数十匹で協力をして巣に運びます。
1匹ではどうすることもできない事も、家族で協力する事で、大きな力を発揮することができるのです。

近くに仲間がいないときは、1匹でも頑張って運びます。


これらと同じように、アブラムシがおしりから出す甘露にも、糖分が含まれていて、アリの大好物です。
トゲアリが甘露を舐めていました。

エサを見つけた1匹の働きアリは、巣に帰り仲間たちにエサの存在を知らせます。

昆虫を食べると聞くと、凶暴なイメージがありますが、多くのアリは臆病者です。
一部の狩りを専門とするアリを除き、多くは弱った昆虫や、死んだ昆虫を食べている事が多いようです。



なんだか嬉しそうに見えますね。


数百の行列を作り、見つけたゴキブリを集団で襲っていました。
この後は、大きな獲物をみんなで協力して巣に運んでいました。


肉食性の強いハリアリですが、中には種子の果肉や、果実などを食べる種類もいます。
クワガタのようなアゴを持つアギトアリも、実は甘いものが大好きなのです。

その理由は分かりません。
この働きアリは、他のアリの腹部を運んでいます。

大きさも2.5cmもあるため、とても巨大です。

まるでクワガタのようなアゴと、毒針で獲物を捕えますが、甘いエサも大好物です。
