蟻という生き物

■アリと関係を持つ生き物たち　-昆虫　トビムシ目-

トビムシは体長１～３ｍｍの、とても小さな昆虫です。
とてもおとなしい虫で、普段は湿った土壌で暮らしていて、枯れ葉、小昆虫の死骸、菌類などを食べる分解者の一種です。
トビムシはその名の通り、驚くと特殊な脚を使ってジャンプをします。
アリの中には、ウロコアリやハンミョウアリのように、トビムシを専門に捕食するものもいますが、多くのアリはトビムシはエサとしては小さすぎるようで、まったく見向きもしません。
そんなトビムシの中には、アリの巣で暮らす種類がいることが知られています。
アリに攻撃をされない事から、快適で外敵の少ないアリの巣で偶然繁殖をしている可能性もありますが、アリの巣で暮らす好蟻性トビムシなどもいるのかもしれません。

山梨県で見つけた、アリの巣で暮らしているトビムシ。
トビムシの種類は分かりませんが、このタイプのトビムシは、様々なアリの巣で見かけます。
アリの巣で、食べカスや、ゴミなどを食べる掃除屋です。

トビイロシワアリの巣で見つかったトビムシ。

オキナワアギトアリの巣で暮らしていたトビムシの一種。

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